背中側はこんな感じで、
お腹側はこんな感じ。
試着するとこんな感じになります。
かぎ針で犬服を編む場合、ちょっと変わった毛糸を使うというのがコツというか、裏技というか、まぁ、そんな感じです。
棒針に比べて、かぎ針は編む数が少なくて早くできるので、フリルをふんだんにあしらっても、それほど時間もかからず、難しくなくできます。
くさり編みと細編みと長編みの3種類ができれば、ちょー簡単に編めるので、ぜひ、編んでみてくださいっ!
編めない、編むのが面倒、でも欲しいという方は、ご注文いただければ製作しますが、とりあえず、一通り見てから決めてくださいね♪
1. 材料を揃える
まずは、当たり前ですが「毛糸」が必要です。
毛糸の素材については、↓のページに書いてありますので、目を通してみてください。
今回は「Moi.moi」という毛糸を使いました。
素材は「アクリル54% 綿44% ナイロン2%」です。
白いつぶつぶがあるので、洗濯機では洗わない方が良さそうですが、手洗いなら家で洗濯しても大丈夫そうな素材です。
この「Moi.moi」を150g(5玉)と、裾飾りとして100均で買った毛糸を1玉でフリル付きワンピースを編みます。
飾り用の100均の「もこCAFE」という毛糸、編みあがりは思ったよりいい感じなのですが、編み目が見えなくなるので、編むのはめちゃくちゃ難しかったです。
なので、ここは無理せず、100均で売っているごくごく普通のオレンジ系かピンク系のアクリル毛糸を使ってみてもいいと思います。
かぎ針も100均で買った「8号」針です。
毛糸の量は、体重が3kg程度のトイプードルで、約150gプラス、飾り用1玉程度、体重が6kg程度のミニチュアダックスフンドなら、約180gプラス、飾り用1玉程度です。
毛糸は、足りなかったから後で買い足そうとしても、同じものが売ってないことがしばしばあります。
同じ商品なのに「ロット」の違いで微妙に色が違っていたり、売り切れたり廃盤になったりする確率の非常に高い商品なので、買い足ししなくて済むように、少し多めに手に入れておきましょう。
ちなみに、今回使った毛糸は、↓こちらになります。
2.作り目
材料が揃ったら「採寸」します。
↑のページを参考に、首まわり、胴まわり、着丈を測ります。
「超簡単・犬服の編み方」用に編んだ Cちゃん(仮)のサイズは、
首まわり 21cm
胴まわり 37cm
着丈 33cm
とします。
採寸ができたら、首まわりの「21cm」になるまで、ゆる~いくさり編みをします。
35目で 約21cm になりました。
3.首の部分
首まわりの長さになったら、くさり編み3目で立ち上げて、長編みを34目編みます。
1段目が編めたら、輪になるように、反対側の端の目を引き編みで繋げます。
繋がったら、くさり編み3目で立ち上げて、長編みを34目編み、引き編みで繋げる、を繰り返します。
小型犬の場合は4cmぐらい、首の長い犬種や中型犬だともっと長く編んでください。
今回は、4cm=3段編みました。
3.肩の部分
首の部分ができたら、普段使っている犬服の「肩」の部分を測ります。
衿の付け根から、袖リブの付け根まで、今回のものは 5.5cm です。
最初に採寸したCちゃん(仮)の胴まわりは37cmだったので、首まわり21cmに16cm分、目をふやさなければなりません。
とりあえず、1段目は、4つ目の目に2つ長編みをして1目増やす、を繰り返して、8目増やします。
これで43目になりますが、37cmには足りないので、今度は、5つ目の目に2つ長編みをして1目増やす、を繰り返して、さらに8目増やします。
51目で、3で割り切れる数になって、だいたい37cmぐらいになったので、51目のまま5.5cmになるまで長編みをします。
胴まわりと首まわりの差が16cmより小さい場合は、1段目で増やす目の数を減らし、差が16cmより大きい場合は、1段目で増やす目の数を増やして、2段目で、3で割り切れる目の数であり、胴まわりに近い長さになるようにしてみてください。
増やす数は1段目と2段目が違っても構いませんし、2段で上手くいかなければ3段目で目の数を増やすことになっても、全く問題ありません。
要するに、肩幅の5.5cmに達するまでに、3で割り切れて、かつ、胴まわりの37cmぐらいになればいいだけです。
肩の部分は4段で5.5cmになりました。
4.袖の部分・お腹側
肩の部分ができたら、肩の部分を測った犬服で「お腹側の袖口」の部分を測ります。
お腹側が見えるように犬服を置いて、肩の縫い目から、脇の縫い目までを測ります。
今回のものは 12cm です。
お腹側は、51目を3等分した17目だけを、12cm分、長編みします。
9段で12cmになったので、そこで一旦、目を閉じて糸を切ります。
5.袖の部分・背中側
お腹側の袖の部分ができたら、肩の部分を測った犬服で「背中側の袖口」の部分を測ります。
お腹側とは逆に、背中側が見えるように犬服を置いて、肩の縫い目から、脇の縫い目までを測ります。
今回のものは 9cm です。
お腹側の袖口より、背中側の袖口の方が短いので、その点をお間違えないように。
背中側は、お腹側のときに編まなかった残りの34目を、9cm分、長編みします。
6段で9cmになりました。
6.部分の胴体
背中側の袖の部分ができたら、また輪になるように、背中側とお腹側を繋げて長編みしす。
胴の部分は、男の子の場合は 5cm ぐらい、女の子の場合は 8cm ぐらいになるまで長編みし続けます。
今回は、5段で8cmぐらいになりました。
ここまでで、とりあえず第一段階終了です。
棒針編みの場合は、目を数えながら編む必要はありませんが、かぎ針の場合は、立ち上がりのくさり編みを「1」として、首部分は35目、胴部分は51目まで、目を数えながら編むのが上手く編むコツです。
「目を数える」を忘れなければ、あとは編みながら、適当にサイズを合わせていけばいいだけで、本当に簡単なので、頑張ってチャレンジしてみてください♪
<その2へ続く>
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